DeCicco Broccoli / アブラナ科 Brassica olerancea var. italica
ケールから分れ、イタリアで改良が重ねられた。「ドシコ=DeCicco=(デシコとも)」は、イタリアで育成され最も広く普及している伝統品種。
一代雑種ばかりになってしまった日本のブロッコリーの中で、今も種子が入手できる貴重な固定種。播種後約100日で収穫の早生種。小さめの頂花蕾(大きく育っても直径10cm弱程度)収穫後、側枝の発生が多いので長期間収穫できる。(たまに雑駁で粗いものが出ることもあります)
茹でてサラダやおひたしなど。(塩を加えると緑色が保たれる)。グラタン、煮込み、炒めものにもよい。タネが多く採れたら、ブロッコリースプラウトに。(制ガン効果があるとしてアメリカから日本にも広がっている)
6~8月
アメリカ
2021年10月
80%以上
なし
なし
播種後90~100日
6~8月(春蒔きも可能だが小さかったり虫害に侵されやすい)
最適20~25℃、最低4〜8℃、上限は30℃
育病箱に5~10cm間隔にスジ蒔きするかポット蒔きで育苗
標準(覆土後新聞紙をかけると水やり後の土が固まらない)
最適18〜20℃。最低5℃、上限は30℃前後。
本葉5、6枚で畝間90cm、株間50cm間隔に定植。(側花蕾を長期間収穫するには大株に育てる)定植後暑いうちはヨトウムシ、コナガ、アオムシなどに注意(防虫ネットのトンネルを利用すると良い)。ブロッコリーは生育初期~中期に湿害に弱く、根腐れや枯死しやすいので、畑の排水をよくする。
収穫せずに置いた花蕾が菜の花になるので、種の莢が熟したら刈り取り乾燥する。ナッパなどとは染色体数が違うので交雑しないがキャベツ、カリフラワー、ケールなどとは交雑する。
常温で3、4年。
キャベツの仲間なので採種後一定期間休眠すると思われる。
充分乾燥したら密閉容器に入れ低温低湿度の冷蔵庫などで。