New Asia Spinach / ヒユ科 Spinacia oleracea var.spinosa
北海道夕張郡栗山町の永池暁三氏が、昭和29年より母本選抜を開始。32年に東洋系法蓮草間の交雑育種を進め、34年に育成完了し販売開始。
針種。剣葉で立性。生育旺盛で根が赤く味が良い。北海道では8月下旬播きで30日で収穫。(大阪では9月中旬まきで25日で収穫という)暑さ寒さに強く雪の下での越冬も可能。ただし春まきでは抽苔しやすいので注意。東洋系品種なので春まきでは抽苔しやすい。北海道では4月中旬まきで33日で抽苔するという。春まきした場合は抽苔前に収穫する。(自家採種しない時)
おひたし。バター炒め。ラーメンの具など。
9月中旬〜12月
北海道
2021年7月
75%以上
なし
なし
温度の高い季節だと播種後30日前後。低温期で40〜50日。
北海道では8月下旬〜10月。内地で9月中旬〜12月。
10℃〜20℃
一晩浸水し赤水を流し、湿した布で包み、1割催芽後に蒔く。
タネの厚みの2、3倍。発芽まで充分水気を保つ。
0〜20℃
法蓮草は高温を嫌うので、9月彼岸前の残暑の頃に播く時は、浸水したタネを濡れた布に包み冷蔵庫に置いて芽出ししてから降雨を待って播くと良い。(芽出ししたタネを乾燥した畑に播種すると、畑に表皮の水分を吸収され、表皮が硬く干すばってしまい、芯のタネが表皮を突き破れず死んでしまうので注意)
風媒花なので他品種が近くにあると交雑しやすい。雌雄異株なので、他品種が近くにあった場合、雄株を刈り取る。抽苔した雌株が受粉し黄変したら刈り取り、軒下に吊るして乾燥する。
カラ(針)付きのままなら寿命は長い。(約3年)
種皮に発芽抑制物質がある。採種後高温の2、3か月間休眠する。
よく乾燥し、お茶の缶などに入れて冷蔵庫の隅に。