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2009年6月25,26日付フランスの蜂群崩壊症候群(CCD)に関する記事。


女王蜂が産卵しなくなったという「上」に続き「下」では、玉葱(ほとんどが雄性不稔F1)の採種にも
蜜蜂の働きが欠かせないと。雄性不稔玉葱の蜜が、これら蜜蜂の主食になっているのだ。
僕には、雄性不稔玉葱の蜜が不妊症の雄蜂を生み、女王蜂が卵を産めなくなっていると読めるのだが。

下は同じ農業新聞の7/3付。産卵する女王蜂確保のため、蜜蜂の人工受精が進められているという。
人間も人工受精が増えているが、雄蜂の受精能力が落ちたのは、単に天候不純が原因だろうか?
人間に不妊症男性が増えているのは厳然たる事実だが、環境ホルモン説はほぼ全否定されたようだ。
アメリカでF1玉葱が売り出されたのは1944年。それ以来不妊症男性は年を追うごとに増加している。
雄性不稔植物の蜜を集めている蜂で起こっていることと、雄性不稔F1野菜を増やしている人間で、
同じことが起こっていると言えないだろうか。蜂が巣を捨てたように、人間社会も崩壊するのか?

[2009.7.14記] [同8.10文章付記]

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