Natsunokoma Tomato / ナス科 Solanum lycopersicum
「盛岡16号」に米国からの導入品種を交配して固定。1993年独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構発表品種(登録品種番号4464・2008年登録期間満了)。
果実は濃赤色で、50g前後のプラム型。萎凋病(レース1)、半身萎凋病等の病害に抵抗性を持ち栽培しやすい。着果性に優れる多収穫種である。
果肉が厚くしっかりしている為、炒め物や焼き物等幅広い用途に使用できる。加熱後も赤みを持ち、その際に水気が出にくく料理の味を薄めない。
3、4月(温床)5月(直播)
鳥取県
2024年11月
80%以上
なし
なし
7月中旬〜秋
温床で2月中旬〜3月。冷床で4月中旬。露地播きは5月から。
25〜28℃
浅箱にスジまきする。スジ間隔6cm、種の間隔2cm位。
種子の厚みの2、3倍。発芽まで乾かさぬこと。
20〜25℃
定植4月中旬〜5月上旬の作型が収量と品質の為に良い。芯止まりの性質があるため地這栽培し、わき芽は取らないようにする。また地這栽培では過繁茂になりやすいため、窒素成分を普通種の1/3から1/2にする。株間は70〜80cmと広めに取る。畝幅は80cm〜1mでかまぼこ型の高畝とする。
実付きがよく病気に強い株を選ぶ。完熟果を収穫し、器に種をもみ出し2、3日発酵させ、水洗してから新聞紙に広げ、風通しの良い場所で乾燥させる。
長命種子の部類。(4年以上)
未熟果から採種すると休眠を示すことがある。
よく乾燥させ紙袋に包み、低温低湿度にて保管する。