Tachimasari Peanuts / マメ科 Arachis hypogaea L.
千葉農業試験場が八系20号と八系3号を人工交配し系統育種。1974年登録タチマサリ(農林6号)と命名。岩手、熊本、宮崎の三県で奨励品種に採用された。
開花期から70〜75日で収穫適期となる極早生種。草姿は立性で、草勢はややおとなしく、葉は鮮やか緑色。着莢は株元に集中し、充実が良い。莢の大きさは中位。炒り落花生に適する。
炒り落花生に適する。早掘りは塩茹でに。*土中で殻が株から外れてしまうとうまく収穫できないので、葉が全て枯れるまで待たず、青い葉が残るうちにとる。
5月中旬〜6月
岩手県
2025年1月
85%以上
なし
なし
9月中旬〜10月下旬。収穫後7日ほど乾燥後、40〜50日野積みにしてから脱莢。
5月中旬〜6月
25〜30℃
条間45cm、株間30cm、1穴に2粒播種する。
3cmぐらい。播種後充分潅水する。
25〜27℃
土壌中に石灰分が不足すると空莢が出やすいので、播種前にカキ殻石灰を施す。窒素肥料は控えめに。直播きの場合、発芽直後に鳥害を受けやすいので、本葉が出るまで被覆する。開花後に雨の少ない年は適宜灌水する。マルチは開花後7日くらいで除去する。収穫適期を逃すと固くなってしまうので、取り遅れに注意する(翌年の種子用としない場合)。
葉が黄変しはじめたら根ごと抜き取り、茎葉を付けたまま充分乾燥してから、完熟した莢を茎葉から取り外す。さらに晴天に2、3日干して、莢ごと貯蔵し、播種前に莢を割って豆を取り出す。
保存が良ければ2年目も発芽することがあるが収穫後1年間。
不詳。
冬期低温に遭う場所を避け、物置などの乾燥した室内で保存。