Urizun Shikakumame Wnged Bean / マメ科 Psophocarpus tetragonolobus (L.) DC.
独立行政法人国際農林水産業研究センターが1980年代に育成した品種。マレーシアからの導入系統の中から盛夏期に開花した分離個体を選抜。ウリズンとは沖縄県地方の方言で、若夏すなわち本格的な夏の到来を間近に控えた新緑さわやかな時候を意味する。農水省種苗品種登録第2342号(2005年育成者権存続期間満了)。
当品種は四角豆の中でも日長に鈍感で長日期でも開花し、いわゆる早出しに有利。莢に4枚のヒダがある珍しい莢豆。
シャキッとした食感で、莢インゲンと同じ様に茹でたり、天ぷら、炒め物などに利用する。若さや、完熟種子、新芽、塊根を食用として、ほとんど捨てるところ無く利用できる。緑肥としての効果も高く、時期植え付け作物の増収が期待できる。
5月下旬〜7月上旬
タイ
2025年1月
75%以上
なし
なし
8月下旬〜10月上旬
5月下旬〜7月上旬
25〜30℃
育苗の場合は72穴のプラグトレーに1粒播き。直播は一穴2〜3粒とし、本葉1〜2枚の頃に間引きを行い1株を残します。
2cm程度。
25℃最適
畝幅60cm、株間1mの一条植えとする。つる性植物なので播種後10日までにネットを張る。好高温植物のため、播種から収穫まで温度(15~35℃)を保つことが重要。日長が約14時間以下で開花が見られるので長日期中にある程度の樹勢を作っておくように努める。莢を大きくしすぎると固くなるので、13cm以内(重さ約8gくらい)の若さやを収穫するようにする。
完熟した莢を摘み取り、よく乾燥する。
充分乾燥し、お茶の缶等に入れ低温低湿度で保存する。