Large Round Winter Melon / ウリ科 Benincasa hispida
10世紀、仁徳天皇の頃日本渡来という。トウガン属は1属1種だが品種には大長、小丸、沖縄などあり、本種大丸が日本在来型という。中国では古代から食用とされていた。
ウリ科トウガン属。熱帯アジア原産。強健で土質を選ばず高温下でよく成長する。晩生で秋に熟し、収穫後日陰で冬まで貯蔵できる。非常に丈夫なので放任栽培でもよい。棚作りもできる。
煮込み、スープ(汁の実)、あんかけ、田楽、三杯酢、味噌漬など。
4~6月
岐阜県
2023年10月
55%以上
なし
なし
秋
4月上旬無加温冷床まき(発芽まで2週間位)。直播は5月中旬。
23〜30℃
冷床条間10cmで1cm間隔に点播。直播は株間180cm間隔。
2、3cm
苗は5月中旬定植。本葉3,4枚で摘心し、3,4本仕立てとする。雌花が付いたらその脇芽を除去する。着果したら底に敷き藁し、着地面が湿度で腐るのを防止する。また果実の上部を藁で覆うのも日焼け予防に効果がある。開花後1か月~1か月半位で表面に白い粉を噴いたら順次収穫する。病虫害は少ない。
他のウリ科野菜とは交雑しないが、同じトウガンの沖縄種、大長(台湾種)、小型(朝鮮種)などとは交雑する。着果後50日以上畑に置き、十分成熟したものを割って種子を取り出す。
約3年。
休眠期は無い。
十分乾燥し、低温低湿度の場所で保管する。