Okinawa Small Wax Gourd / ウリ科 Benincasa hispida
沖縄で栽培されている冬瓜は大きく分けて5種類で、大玉系、青長大玉系、中玉系、白粉中玉系、小玉系がある。「琉球冬瓜」と呼ばれるのは中玉系。
生育旺盛で耐暑性強く、栽培し易い優良種。果実は1.5〜1.8kgで濃緑色の長円筒形の豊産種で、白粉はつかない。
長期の貯蔵ができる為、出荷調整ができる。独特の風味と肉質で、用途は肉料理、アンカケ、味噌汁などに賞味される。種子は「冬瓜子」という生薬になる。
5月〜6月上旬
沖縄県
2024年10月
85%以上
緑着色
チウラム・チオファネートメチル粉衣処理済各1回
8〜10月
5月〜6月上旬
30℃前後
育苗は9cmポリ鉢を用い、約1ヶ月育苗によって本葉4〜5枚苗を育てる。
2、3cm
23〜30℃
定植は畝幅3m、株間1mで浅植する。整枝は本葉5〜6枚で親づるを摘芯し、子蔓を4本仕立てとする。低温期は人工交配を行い、蜜蜂が活動する場合は虫媒とする。低温玉直し又はマット敷きを行い、果全面に緑色が均一になるよう注意する。
他のウリ科野菜とは交雑しないが、同じトウガンの沖縄種、大長(台湾種)、小型(朝鮮種)などとは交雑する。着果後50日以上畑に置き、十分成熟したものを割って種子を取り出す。
約3年。
休眠期は無い。
十分乾燥し、低温低湿度の場所で保管する。