Tokyo Large White Tsuke-uri Pickling Melon / ウリ科 Cucumis melo L. var. conomon Makino
インド原産。中国では古代から栽培され、日本には6、7世紀に中国から伝来した。東京白瓜は、板橋で古くから栽培され、幼果は浅漬用に、成長したものは奈良漬などに使われた。牧野富太郎博士の学名「conomon」は「香の物」である。
メロンの仲間だが、蔗糖を蓄積できないため、糖度が低く、芳香も無い。食物繊維も野菜としては少ないほうである。東京大白瓜のほか浅漬用の早生白瓜、京野菜の桂白瓜など。千葉には浅漬用に特化したはぐら瓜(白皮と青皮)もある。
浅漬。奈良漬。鉄砲漬など。味が淡白なので濃い味の漬物に適している。江戸時代は夏の重要な香の物であったが、家庭で漬物を作る習慣がなくなってから、栽培が減少した。キュウリより果肉がしまっているので、薄切りにして塩をふり、水分を抜いてから酢の物や和え物にしたり、そのまま醤油と鰹節をかけて食べても良い。
5~6月(露地)
長野県
2024年10月
85%以上
なし
塩基性塩化銅・食酢浸漬各1回
地温が上昇する5月以後に1カ所数粒ずつ直播きする。雌花は親蔓にはほとんど着生しないので、本葉5、6枚で摘心する。
近くにマクワウリがあると交雑しやすいので注意。