Aboshi Melon makuwa-uri / ウリ科 Cucumis melo var.makuwa
江戸時代、新宿鳴子宿名物だった鳴子瓜によく似ているという。大正年間(1921)より栽培され、1927年に命名。兵庫県立蔬菜採種場で改良。
日本古来のマクワ瓜(梨瓜群)と洋種メロンとの交雑で生まれたと言われる甘い露地メロン。一果重150〜250グラムの小果。果皮は灰緑色で薄い縞があり陽に当たると黄色くなる。香気高く甘味強い。草勢強く豊産である。
生食。(畑でヘタが離れるのを待って、完熟果を収穫する)熟した果実を皮やタネごと丸かじりして食べても柔らかく小さいタネも気にならずおいしい。兵庫県姫路地方ではお盆のお供え物になくてはならない瓜だった。
5月
長野県
2024年10月
85%以上
なし
なし
7月中旬〜8月中旬
姫路地方では4月にポット蒔きし、5月中下旬に定植している。
15℃以上(25〜30℃が最適)
直蒔の場合は4月に高畝に数粒ずつ播き、ポリキャップで覆う。
薄く。
25〜30℃
畝間2m株間1m。発芽後間引いて1本にし、本葉4,5枚で摘心し、子蔓3本仕立にすると孫蔓に雌花(両全花)が付く。露地でよく育つがウリバエに注意。完熟して皮がひび割れる頃のものがおいしい。(ハウスメロンに比べ追熟がきかないので、畑で熟してから収穫するが貯蔵性が低いので、適期収穫に努める)
他花受粉性なので交雑しやすい。特にシロウリや他のメロンと簡単に交雑するので、採種したい雌花が蕾の時に袋かけし、開花する午前中に他株の雄花を取って受粉してやると良い。
ウリ類は比較的長寿命(4、5年)である。
マクワウリは採種後しばらく休眠することがあるという。
採種後水洗して日陰で乾燥し低温低湿度の場所に保管。