Mawata-uri makuwa uri/ ウリ科 Cucumis melo var. Makuwa
古くから栽培の中心地だった北会津村真渡が名の由来。大正初期に平松常松氏によって栽培が始められ、その後地区の生産者たちの手で甘味や果形の改良選抜が続けられてきた。現在はハウスメロン栽培が主流になっている。
古来より会津地方で幅広く栽培されていたまくわ瓜の一種。果形は俵形。銀マクワの系統。1果重500g位のものが良品。
最近でも一部で旧盆の仏様用として利用される。
3月下旬〜4月(温床)5月(直播)
福島県
2023年10月
80%以上
なし
なし
7、8月。
直播きは4月下旬〜5月下旬。(移植に弱いので直播きが良い)
15℃以上(25〜30℃最適)
畝幅1.5m、株間1mに数粒ずつ点播し、ポリキャップで覆う。
薄く。
25〜30℃
発芽後間引いて1本にし、本葉4、5枚で摘心し、子蔓三本仕立にする。子蔓を7、8枚で摘心すると、孫蔓に成り花(両全花)が付く。盛夏の高温に強く生育旺盛で露地でよく育つがウリハムシに注意する。ハウスメロンに比べ追熟がきかないので、畑で熟してから収穫するが。貯蔵性が低いので適期収穫に努める。
他花受粉性が強いので交雑しやすい。特にシロウリや他のメロンと簡単に交雑する。採種したい成り花が蕾の時に袋かけし、開花する午前中に他株の雄花を取って受粉してやると良い。完熟果からスプーンでタネをワタごとすくい出し、ポリ袋などに入れて1、2日置いた後、水洗して日陰の風通しの良い場所で乾燥する。
ウリ類は比較的長寿命(4、5年)である。
マクワウリは採種後しばらく休眠することがあるという。
低温低湿度の場所に保管。