Upland Rice Norin 1 Mochi / イネ科 Oryza sativa
*天候等の影響により入荷量が少なかったため、小袋規格のみの販売とさせていただきます。ご了承のほどお願い申し上げます。
陸稲は明治時代になってから広く栽培されるようになったが、1939年頃から農林番号の育成種(国の指定試験組織が育成した品種)が次第に普及する様になった。陸稲の農林番号品種は全部で50あるが、その中で最も普及していた品種の一つ。晩生種で、昭和20年代にそれまでの在来糯品種群から変わって栽培されるようになった。耐干性に優れ、主に関東地方南西部の干ばつ地帯で栽培された。やや倒伏しやすいのが難点とされる。
耐干性があり水の入りにくい中山間地や畑地でも栽培ができる稲。水稲と比べると陸稲のうるち米はパサパサして食味が劣るので、陸稲ではもち米が作られることが多い。
もち、だんご、米菓など。
4月下旬〜6月上旬
岐阜県
2024年10月
70%以上
なし
なし
秋9、10月
5月〜6月上旬
20〜30℃(水稲と比べ低温でも発芽が揃いやすい)
水稲と同じように苗床に播種する移植栽培または直播。直播の場合はムギの条蒔きと同じようにまくのが一般的。
5mm位(種籾の厚さと同じくらい)。
平均気温26℃以上
他の野菜と比べ酸性土壌を好むので、石灰などは施さない。直播の場合は、条間約60cmですじ蒔きし、芽が出たら密になっているところを間引いて、30cm間隔に4、5本くらいになるようにする。移植法の場合は、株間約20cmの2本植えでも良い。移植法の方が分けつ、生長、収量に優れると言われる。(『自然農・栽培の手引き』による)住宅地近郊の畑では鳥の食害に注意する。ミナミネグサレセンチュウが増えるため後作にサトイモは作らない方が良い。逆にゴボウの連作障害は軽減される。
稲刈り後、脱穀、乾燥して種モミにする。出穂と登熟は水稲と比べ圃場内でバラツキやすいので、未熟な籾が混ざらぬよう注意する。平均気温15℃を下回るとそれ以降収穫を遅らせても登熟は進まない。
常温では1年程度と短い。冷暗所なら数年保管できる。
浅い。(従って結実途中に雨にあたって発芽することもある)
低温低湿度の冷暗所に保存する。