Koshu Flint Corn / イネ科 Zea mays L.
とうもろこしは中南米原産。天正年間(1573-1591)に日本渡来。幕末(1861)には富士北麓地方で栽培されていた。
硬粒種(フリントコーン)。通常草丈2.5メートル。穂長20センチ以上。完熟後の種子は硬くトウモロコシらしい形なので児童教材用に向いている。
1950年頃までは未熟果を焼いて食べていた。水田の無い山岳地帯では完熟後粉にひき、団子等にして主食としていた。 種皮が分厚いため硬く甘みも少ないがデンプン質をとても多く含み風味に富んでいるため粉状にしておやきや蒸しパンなど様々な料理に利用される。
5、6月
長野県
2023年11月
75%以上
なし
なし
播種後140~150日。(5月中旬蒔きで10月上旬)
高冷地で5月中下旬。中間地で4月下旬~6月下旬。
最適20〜28℃、最低6℃、上限は45℃。
点播。花粉が飛散するので長く一列に作付けしない。
通常種の厚みの2、3倍。
最適22〜30℃前後
焼きトウモロコシとして食用にする場合は、未熟果で行う。(醤油を付けて焼くと香ばしい)近くにスイートコーンがあり開花が同時期の場合、スイートコーンの果実に硬粒種の子実が混じることがある(キセニア。この逆は起こらないという)ので注意すること。近くにあっても開花がずれれば影響はない。
硬く完熟した苞葉を剥き、軒下に吊して乾燥する。
長い。常温で8年低下しなかった事例がある。
収穫直後は発芽阻害物質を含むが乾燥で無くなる。
乾燥した冷暗所で保存する。