Black Mochi Waxy Corn / イネ科 Zea mays L.var.tunica
トウモロコシは中央アメリカ原産。南米に広がり、新大陸発見で世界に。モチトウモロコシはアジアで生まれ、北海道松前で1809年栽培。
アジアのモチ文化が生んだ中国生まれの伝統トウモロコシ。黒粒でほのかに甘く柔らかい実を蒸かして食べると腹もち良くおいしい。草丈2mぐらい。長さ25cm前後の穂が一茎に2、3本着く。一穂の実は12~15列。熟すにつれて実が黒色に変化する。草勢強健で土質を選ばずに良く生育する早生優良品種。肉質はやわらかくもちもちとした食感。 霜が降りても食べられ、遅くまで収穫可能。甘味は少ないが食べた満足感は十分。 アントシアニンが含まれ直売所で人気。
蒸かしてそのまま食塩をふりかけて食べても良いし、モチを搗くこともできる。
5、6月
長野県
2023年12月
85%以上
なし
なし
夏~秋。
4月桜の開花頃から7月梅雨明け頃まで。
最適20~28℃、最低6℃、上限は45℃。
畝巾75cm、株間45cm位に2、3粒ずつ直まき。
2、3cm。
最適22〜30℃前後
低温期にまいた方が根元がしっかりして倒伏に強いが、発芽が揃わず欠株ができやすい。また霜害にも注意。高温期遅まきすると台風で倒伏しやすいので注意する。近くにスイートコーンなどの他品種があり、開花期が同じで花粉がかかると穂に付く実が混じってしまう(キセニア現象)ので特に注意すること。
良い穂が完熟するのを待って収穫し、皮を剥いて数本ずつ縛り竿などに架けて風通しの良い場所でよく乾燥する。
2年以上。トウモロコシは常温で8年低下しなかった事例がある。
収穫直後は発芽阻害物質を含むが乾燥で無くなる。
乾燥した冷暗所で保存する。