Yellow Mochi Waxy Corn / イネ科 Zea mays L.var.ceratina
トウモロコシの原産地は、中南米。16世紀にヨーロッパに伝わり、100年足らずのうちに中国まで伝わったという。突然変異でもち種が生まれたのは中国と言われ、もち文化圏のアジア全域に広がった。
昔から日本にある黄粒のもちトウモロコシ。水分が少なくスイートコーンほどの甘味も少ないが、デンプン含有量が多いためモチモチとした食感がある。草丈は180cm前後。本数は多くないがヤングコーンも収穫できる。
焼きトウモロコシにして美味しい。茹でて食べても良い。トウモロコシ全般に言えることだが、柔らかい未熟果を食用にするので、収穫期が遅れて硬くならないよう注意する。
露地では5、6月
長野県
2023年11月
75%以上
なし
なし
夏〜秋
ポリマルチで地温を上げれば4月中から
最適20~28℃、最低6℃、上限は45℃。
30cm間隔に数粒ずつ点播し、発芽後間引いて一株にする。
2〜3cm。乾燥した畑ではやや深く、地温が低いときは浅めに蒔くと発芽しやすい。
最適22〜30℃前後
風媒花のため、風上に他品種のトウモロコシがあると、他品種の花粉で実が変質する(キセニア)。黒もち種や白もち種が近くにあると、できたトウモロコシに様々な色が混じる。また風下に営利栽培用のF1種スイートコーンがあると、糖度や肉質が変化して商品価値が低下することがあるので、熟期をずらすなどの工夫が必要である。上部の雄花の花粉を下部の雌花が受けて実がつくので、雄花の花粉を雌花が受けやすいように、長く一列に作付けしないで、短く数列に、まとめて作付けする。アワノメイガに充分注意する。
20個体以上(できれば50個体)の完熟果を確保し、数本ずつ逆さに束ねて風通しの良い軒下などに一ヶ月以上吊るして乾燥し、茎から手でもぎとって脱粒する。
完熟し、充分乾燥したタネの寿命は長いと言われている。
なし
紙袋に入れ、冷蔵庫のような低温低湿度の場所で保管する。