Hachiretsu Corn / イネ科 Zea mays L.
明治初期、北海道開拓使が北米から導入。札幌大通り公園のトウキビ売りは豊平区平岸の主婦が1897年に始めたという。
俗に「八列トウモロコシ」。穂の長さ25センチ以上で粒が8列しかないので細く長い。明治30年頃から札幌の街頭で炭焼きトウキビとして売られ、北国の風物詩だった。日本スローフード協会「味の箱舟」に選定。
モチモチした焼きトウモロコシには、若穫りした未熟なものを使う。完熟させると硬い硬粒種(フリントコーン)なので、粉にひいて使ったり、ポン菓子にする。
5、6月
北海道
2024年10月
80%以上
なし
なし
秋。(札幌では9月の風物詩だった)
北海道では降霜の恐れがなくなる5月頃。
最適20〜28℃、最低6℃、上限は45℃。
30cm間隔に数粒ずつ点播。
3cm程度。
最適22〜30℃前後
トウモロコシは酸性土壌に強いので石灰による酸度調整は不要。根が深く張り、吸肥力が強い。分げつ(ひこばえ)は、スイートコーンより少ないが、デントコーン(飼料用トウモロコシ)より多い。寒さに強く,早生.トウモロコシは連作を嫌う作物ではないが、輪作すると後作の作物に良い。
他家受粉性の風媒花なので交雑しやすい。他品種と500m以上隔離するか、開花期をずらすか、雄花に袋かけし、集めた花粉を雌花にかける。(花粉の寿命は1日。50株程度は必要)
スイートコーンに比べ長い。一説によると10年もつという。
不詳。
完全に熟した穂を皮で束ね軒にぶら下げて乾燥し貯蔵する。