Nobel, Giant Thick Leaved Spinach / ヒユ科 Spinacia oleracea L.
晩抽で生育が早く優良な品質だが、耐寒性がやや弱いので冬作には適せず、主に春播種として用いられる。無刺丸種子。オランダZwaan & Van der Molens1926年発表。1933年AASオールアメリカセレクション賞受賞品種。
葉は大型で鮮やかな緑色を帯び、幅が広い楕円形。葉肉は厚く、又、根は赤色を帯び、葉と共に柔かく栄養価も高い。葉面はシワに富み、葉柄は短い。抽苔の遅い品種で春播種として用いられる。無刺丸粒。
サッとゆがいてお浸しに、油炒めとして鮮やかな緑色、ビタミン、鉄分など栄養価も高い。
2月下旬~4月下旬、9~10月
デンマーク
2024年5月
75%以上
なし
なし
春/2月下旬~4月下旬、秋/9月~10月
15℃~20℃、25℃以上では発芽率が低下する。
タネの厚みの2、3倍。発芽まで充分水気を保つ。
15~20℃、25℃以上で生育が抑制される。耐寒性が強く-10℃にも耐える。
長日作物。長日・低温条件で花芽分化し、長日・温暖条件で抽苔は促進される。雌雄異株の風媒花。他品種が近くにあると交雑しやすい。他品種が近くにあった場合、雄株を刈り取る。初夏、雌株が黄変し枯れ始めたら地際から刈り取って数日天日に干し、枝葉を落としてから棒で叩いて脱粒し(針種の品種は素手だと痛いので、地下足袋などを手にはめて靴底で擦って脱粒させると良い)、風選してゴミを除きよく乾燥する。
種皮に発芽抑制物質がある。採種後高温の2、3ヶ月間休眠する。
よく乾燥し、お茶の缶などに入れて密封し冷蔵庫の隅に。