Monstrueux de Viroflay Spinach / ヒユ科 Spinacia oleracea var. grabra
16〜17世紀からパリ郊外で栽培されてきた品種。スローフード協会「味の箱舟」プロジェクト認定品種。
仏国種で、葉は幅広く、先端尖り、大きく、濃緑色で肉厚く、波状で、葉柄は短い。春播種として用いられる。無刺丸種子。ノーベルよりも抽苔はやや早い。
サッとゆがいてお浸しに、油炒めとして鮮やかな緑色、ビタミン、鉄分など栄養価も高い。
2月下旬~4月下旬、9~10月
デンマーク
2024年5月
75%以上
なし
なし
春/2月下旬~4月下旬、秋/9月~10月
15~20℃、25℃以上では発芽率が低下する。
タネの厚みの2、3倍。発芽まで充分水気を保つ。
15~20℃、25℃以上で生育が抑制される。耐寒性が強く-10℃にも耐える。
長日作物。長日・低温条件で花芽分化し、長日・温暖条件で抽苔は促進される。雌雄異株の風媒花。他品種が近くにあると交雑しやすい。他品種が近くにあった場合、雄株を刈り取る。初夏、雌株が黄変し枯れ始めたら地際から刈り取って数日天日に干し、枝葉を落としてから棒で叩いて脱粒し(針種の品種は素手だと痛いので、地下足袋などを手にはめて靴底で擦って脱粒させると良い)、風選してゴミを除きよく乾燥する。
種皮に発芽抑制物質がある。採種後高温の2、3ヶ月間休眠する。
よく乾燥し、お茶の缶などに入れて密封し冷蔵庫の隅に。