Mochi Awa Foxtail millet / イネ科 Setaria italica (L.)P.Beauv.
エノコログサ(ネコジャラシ)から古代アフガニスタンで誕生という。日本へは朝鮮を経て最も古く伝来し、縄文時代には栽培され、わが国最古の作物でイネ伝来以前の主食とみられている。五穀のうちもっとも小粒で、果、種皮はきわめて薄い。
イネ科エノコログサ属。アワには関東、東北の春アワと四国、九州の夏アワがあるが、本種は春アワに属す。稈長1.1m。蛋白質、ミネラル、ビタミンB群に富む。
あわ粥(岩手では冬至にかぼちゃ小豆粥(あわ雑炊)を食べた)、あわ餅(あわと米を混ぜて搗き、じゅうねやくるみ・ごま・小豆あんなどで食べたり干し餅にする)、あわ漬、あわ麩、あわぜんざい。飴、おこし等菓子や甘酒・どぶろくの原料。小鳥の餌。
5、6月
岩手県
2023年12月
75%以上
なし
なし
9月~10月
30℃(最低4〜6℃)
条播(すじ蒔き)が主。稀に点播する。
1cm程度。足で踏圧すると平均的に発芽する。
20℃〜30℃
短日植物。吸肥力が強くやせ地も可。種が細かいので間引きが重要。発芽後一ヶ月に2、3回行うと良い。乾燥に強く湿地は不向き。連作を嫌うので大豆や麦と輪作する。
自花受精。完熟した穂を刈り取り天日干しする。
低温貯蔵(5〜15℃)で3、4年は実用的な発芽率を維持できる。
不詳。
よく乾燥し、お茶の缶などに入れ冷蔵庫の隅に。