Daruma Hie Japanese Barnyard Millet イネ科 / Echinochloa utilis Ohwi et Yabuno
東アジア原産。縄文より栽培。雑穀の中では多収で長期貯蔵が可能であることから救荒作物として利用されてきた。
イネ科キビ亜科。五穀の一。戦前の岩手北部では常食され「稗に飢饉無し」と言われた。玄米の二倍のビタ ミンB1を含み栄養価高い。白ヒエより草丈が低く、機械収穫に向く。丸みを帯びた穂が特徴。
精白し米と混炊する他、稗だけの飯。粥。餅。水飴。パン、クッキー、うどんに。蒸して糀をまぜ水を足して発酵させると稗獨酒。
5、6月
岩手県
2024年1月
75%以上
なし
なし
関東以北で9月。以南では10月。
寒地で5月中下旬、暖地で6月上中旬。
20〜25℃
湿地では高畝、乾地は平畝で畝幅60cmに筋まきする。
2〜3cm。覆土後踏圧し土に馴染ませ発芽を揃える。
15〜30℃
晩生であるため適期播種と適期移植を。チッソ肥料が多いと倒伏しやすい。6、7月頃間引き、土寄せする。低温、乾燥、過湿などの異常気象に強く、水田に田植えする田稗でも栽培できる。収穫時期の鳥害に注意。食用にする際の精白が最も難しい。
完熟前に根元から刈り、束ねて1〜3週間乾燥する。
種子として生命力長く、長期保存に耐える。
不詳。
常温で長期貯蔵しても品質の低下があまり無い。