Piccolo Shishito / ナス科 Capsicum annuum var. angulosum
中南米熱帯原産。16世紀末(戦国時代)に日本伝来。辛味から別れ、日本で発達した。本種は日本農林社育成品種。
辛いししとうに驚いた人も多いでしょうが、本種は全然辛味が出ないと人気の品種です。(ということで数十年扱ってきましたが、昨年「辛かった」とお客様からクレームがありました)高温期はなるべく若どりしてください。
焼物、炒め物、てんぷらなど。生食もできる。たまに発生する辛味成分のカプサイシンは、高温乾燥が続くと増加するそうです。
2〜4月(温床)5月(直播)
中国
2024年9月
75%以上
赤色着色
チウラム種子粉衣1回
夏から秋。
温床育苗では1月下旬から。直播きの場合5月以後。
30℃前後で、最高35℃・最低15℃(要変温)
光線が当たらず、多少温度変化があったほうが良い。
タネが隠れ発芽までの2週間湿度がとれる程度。
25℃(最低18℃〜最高32℃)
露地への定植・播種は、地温が18℃以上と充分温かくなってから行う。最初の果実のついた節から出る分枝2、3本を伸ばし、それより下の枝はかき取る。辛いトウガラシの近くで栽培しない。
自家受粉性だが、虫媒により交雑することがある。(辛味種と交雑すると辛味のほうが優性なので辛くなる)完熟果を10日追熟し、切開いて種を出し乾燥する。水洗はしない。
ナス科植物の中では比較的短命(2~3年)である。
休眠期は無い。
よく自然乾燥したら低温低湿度の場所に保管する。