Yatsubusa Chili Pepper / ナス科 Capsicum annuum var. fasciculatum Bailey
トウガラシは中南米原産。1492年コロンブスのアメリカ大陸到達でヨーロッパに伝わり、1600年頃ポルトガルから日本に渡来した。
小型の果実が枝先に5、6個集まり上向きに群生する。立性で節間が狭く、葉の上に顔を出して一斉に実るので収穫が楽なため、江戸時代は内藤新宿などで七味唐辛子用に大量栽培された。
果実が未熟のうちは葉とともに煮食に使い(葉唐辛子)辛味強い完熟果は、乾燥して粉にひき七味や一味の香辛料として用いる。
2〜4月(温床)5月(直播)
中国
2023年11月
75%以上
なし
なし
夏から晩秋。
温床育苗の場合2、3月。露地まきの場合5月。
25〜30℃(要変温)、発芽可能温度15〜35℃
日光が当たらず、多少温度変化があったほうがいい。
タネが隠れ発芽までの2週間程度、湿度を保てるよう。
25〜30℃。35℃以上になると着果・結実が悪くなる。
晩霜の心配が無くなってからポリマルチで地温を高め、畝幅60cm、株間20cm位に定植する。(立性であまり横に広がらないので株間は狭めでよい)7、8月頃から青とうで収穫できるが、赤く完熟した実は10月末に引き抜いて一斉収穫する。なお5月以後、地温が上がってからなら露地で直播き栽培もできる。
完熟果を収穫後数日追熟し、手で切り開いて種子を取り出して陰干し乾燥する。トウガラシ類の種は熟しても浮くので水洗しない。自家受粉性だが、訪花昆虫が多いため交雑することも。
ナス科作物の中では比較的短命(2、3年)である。
ない。
よく陰干し乾燥したら低温低湿度の場所で保管する。