Fushimi Long Sweet Pepper / ナス科 Capsicum annuum var longum Bailey
唐辛子は中南米原産。16世紀末(戦国時代)に日本伝来。1684年の『雍州府史』に「稲荷付近で栽培」とあり、伏見で古くから作られてきた。
辛味が出ない細長の甘とうがらし。江戸初期から栽培されている京野菜。早生で性質強健。よく繁茂して果形10〜15cmぐらいの果実が一株200個ほど着果する。
品質よく辛味が無いので、煮たり、焼いたり、天ぷらなどに用いられる。葉も佃煮にすると箸置きのつまみとして喜ばれる。
2〜4月(温床)5月(直播)
中国
2024年10月
75%以上
なし
なし
6月上旬~10月下旬。
温床まきの場合1月下旬から2月。直播きは5月以後。
25〜30℃(要変温)、発芽可能温度15〜35℃
光線が当たらず、多少昼夜の温度変化があったほうが良い。
タネが隠れ発芽までの2週間湿度がとれる程度。
25〜30℃。35℃以上になると着果・結実が悪くなる。
露地への定植・播種は、地温が18℃以上と充分温かくなってから行う。最初の果実のついた節から出る分枝2、3本を伸ばし、それより下の枝はかき取る。辛いトウガラシの近くでは栽培しないほうがよい。
自家受粉性だが、虫媒により交雑することがある。(辛味種と交雑すると辛味のほうが優性なので辛くなる)完熟果を10日追熟し、切開いて種を出し乾燥する。水洗はしない。
ナス科植物の中では比較的短命(2~3年)である。
休眠期は無い。
よく自然乾燥したら低温低湿度の場所に保管する。