Okinawa Shima Chili Pepper / ナス科 Capsicum frutescens
古く高麗草と呼ばれた唐辛子(高麗胡椒)が、18世紀初頭までに薩摩から沖縄に伝わる。高麗草が沖縄読みでコーレーグスに。
沖縄名コーレーグス。果長2cm内外の小さな激辛トウガラシ。放っておいてもたくさん実をつけるほど作りやすい。葉物野菜と一緒に植えると虫が寄り付かないと言われ、沖縄では一家に1本欠かせない。
1、2日陰干しし、30℃以上の泡盛に2、3か月漬け込んだ薬味の名も「コーレーグス」。酢、胡麻油に漬け込んでもいいし、潰して味噌や醤油に混ぜたり、乾燥し粉にしたり使用法は色々。葉唐辛子にも良い。
2〜4月(温床)5月(直播)
ベトナム
2023年11月
75%以上
なし
なし
9月~11月。(霜が降りる頃まで)
温床まきで2、3月。直播きは5月以後。
25〜30℃(要変温)、発芽可能温度15〜35℃
光線が当たらず、多少温度変化があったほうが良い。
タネが隠れ発芽までの2週間湿度がとれる程度。
10〜40℃
晩霜の心配がなくなった5月頃、株間50cmぐらいに植え付ける。主枝に一番果がついたら、その下から出る側枝2本を残し、3本仕立てにする。長期間実をつけるので適宜追肥を施す。乾燥を嫌うので、敷き藁や灌水に注意する。開花後1か月ぐらいの緑色の時から収穫できる。
完熟果を10日追熟し切開いて種を出す。水洗はしない。(種に触った手をそのままにしておくとかぶれることがある。触った後は手をよく水洗いしておくこと)
ナス科植物の中では比較的短命(2、3年)である。
完熟した種に休眠期は無い。
よく自然乾燥したら低温低湿度の場所に保管する。