Nanbu Long Chili Pepper / ナス科 Capsicum annuum var. longum Bailey
トウガラシは南米原産。1492年コロンブスのアメリカ大陸到達でヨーロッパに伝わり、1600年頃ポルトガルから日本に渡来した。
岩手を代表する激辛ナンバン。東北地方ではトウガラシをナンバンと呼ぶ。岩手県に伝わる大形トウガラシで、果実の長さは12cm前後ぐらい。生育旺盛で株張り良く、枝分れも良いので着果数多く、家庭菜園に最適。
各種ビタミンが豊富で、焼きトウガラシや天ぷら、油炒めなどに。熟すと深紅色となり辛味が増す。葉や細い茎は葉トウガラシとして佃煮になる。乾燥して調味用にも。
2、3月(温床)5月(直播)
高知県
2023年12月
75%以上
なし
なし
夏から晩秋。
温床育苗の場合2、3月。露地まきの場合5月。
25〜30℃(要変温)、発芽可能温度15〜35℃
苗床に8cm位の間隔で条播きにします。本葉2枚の頃にポット等に植え替えます。日光が当たらず、多少温度変化があったほうがいい。
タネが隠れ発芽までの2週間程度、湿度を保てるよう。
25〜30℃。35℃以上になると着果・結実が悪くなる。
育苗中はビニール等で保温します。晩霜の心配が無くなってからポリマルチで地温を高め、畝幅60cm、株間50cm位に定植する。(立性であまり横に広がらないので株間は狭めでよい)7、8月頃から青とうで収穫できるが、赤く完熟した実は10月末に引き抜いて一斉収穫する。なお5月以後、地温が上がってからなら露地で直播き栽培もできる。
完熟果を収穫後数日追熟し、手で切り開いて種子を取り出して陰干し乾燥する。トウガラシ類の種は熟しても浮くので水洗しない。自家受粉性だが、訪花昆虫が多いため交雑することも。
ナス科作物の中では比較的短命(2、3年)である。
ない。
よく陰干し乾燥したら低温低湿度の場所で保管する。