Ishikura Nebuka Ippon Negi / ヒガンバナ科 Allium fistulosum
昭和初期、群馬県前橋市石倉の沢野氏が、鈴木葱と砂村赤昇を交配して育成。昭和8年、石倉葱採種組合を結成。品質保持と普及に努めた。
秋、冬穫り用の合柄赤系の一本葱。根長柔らかくおいしい。低温伸長性があり、耐病性強く、栽培しやすい。ただ、冬季休眠しないので苗の時に越冬しにくく消えやすいことや、耐暑性が弱く、秋早く蒔くと春抽苔しやすい等の欠点がある。
薬味、煮食、葱焼など。冬の葱料理なんでも。
9月、3月
イタリア
2024年5月
80%以上
なし
なし
秋から冬。
秋9月彼岸(秋から収穫)または春3月彼岸(冬期収穫)。
15~20℃、最低温度1〜4℃、上限33℃
平床にバラ蒔きして育苗する。
1cm程度。薄くし、乾燥防止にモミガラ、ワラなどを敷くとよい。
15〜20℃前後だが耐寒性、耐暑性が強い。
冬期休眠せず越冬力が弱いので、消えやすい時はトンネル育苗するか春蒔きする。春、葱坊主が出やすいので、定植時には、坊主をちぎって植付ける。ほとんど分けつしないので、定植間隔は5cm程度。葱は肥料焼けしやすいので、定植時には施肥せず、土用明けから一ヵ月に一度土寄せのつど施肥する。
自家受粉性もあるが、虫媒花なので、半径数百メートル以内に他品種があると交雑しやすい。葱坊主が黒く結実したら刈り取り、陽当たりの良い所で追熟、乾燥し種を外す。
常温で1年程度の短命種子。
充実し充分乾燥した種なら休眠期は無い。
乾燥剤を入れた密封容器で低温低湿度の場所に保存。