Norin 61 Common Wheat / イネ科 Triticum aestivum (L.) Thell.
小麦は中央アジア原産。約2000年前に日本渡来。福岡小麦18号×新中長で昭10九州小麦試験地交配。昭和19年佐賀県農試育成。旧系統名西海75号。本種は埼玉県三芳町の明石農園さんが無肥料自然栽培で採種した種子。
昭和30年代から50年代にかけて日本国内小麦付面積の半分以上をを占めてきた農林61号。日本の小麦の代表品種であり、関東以西の小麦の「品種特性」は、農林61号を基準としている。
中力粉としてうどんなどの麺類に最適。
9~11月
埼玉県
2024年8月
80%以上
なし
なし
6月。(梅雨が本格的にならないうちに刈りとる)
東北10月~関東以南11月。(北海道では春まき栽培もされる)
10~15℃
普通畝幅60~90cmに条播。点播、ばら播きも行われる。
3~5cm。覆土後鎮圧して土と種を密着させる。
20℃以下の冷涼な気候
播種量は条播の場合、10a当り4~5kg。(本種小袋1DLで5坪分程度)肥沃で水はけのよい重粘性の中質土壌を最適とするが肥料分が多すぎると倒伏する。根ばりをよくし霜柱の害を防ぐため年内1回、年明け2月までに1回、麦踏みする。
自家受粉性だが他品種とは5m位離す方が良い。4℃以下の気温に8週間程度当たらないと開花・結実しない。刈りとり後脱穀、よく乾燥し充実した種実を選ぶ。
常温保存し、採種1年後でもけっこう発芽する。長い。
採種直後の高温期1~3か月程度の間は発芽せず休眠する。
よく乾燥し、お茶の缶等に入れ、低温低湿度の場所に保管する。