Nanbu Wheat / イネ科 Triticum aestivum (L.) Thell.
中央アジア原産。日本渡来は約2000年前という。 農林33号×農林27号。昭和15年東北小麦試験地交配。F13(昭25)東北農試、昭和26年同場登録。旧系統名東北95号。
国内産小麦の中ではグルテンが比較的多く、製パンにも向く。普通小麦の農林六一号よりやや早生。
パン、うどん、すいとん、天ぷらの衣、菓子など。
9~11月
岩手県
2024年8月
75%以上
なし
なし
6月。(梅雨が本格的にならないうちに刈りとる)
北海道で9月。東北10月。関東以南で11月。
11~15℃(最高40℃/最低0~2℃)
畝幅60cm、播き幅10~15cm程度にスジ播きが普通。
3~5cm。覆土後鎮圧して土と種を密着させる。
低温で穂が形成される.開花温度は18~20℃
播種量は条播の場合、10a当り4~5kg。(本種小袋1DLで5坪分程度)肥沃で水はけのよい重粘性の中質土壌を最適とするが肥料分が多すぎると倒伏する。根ばりをよくし霜柱の害を防ぐため年内1回、年明け2月までに1回、麦踏みする。
自家受粉性だが他品種とは5m位離す方が良い。4℃以下の気温に8週間程度当たらないと開花・結実しない。刈りとり後脱穀、よく乾燥し充実した種実を選ぶ。
常温保存の採種1年後でもけっこう発芽する。稲よりは長い。
採種直後の高温期1~3か月程度の間は発芽せず休眠するという。
よく乾燥し、お茶の缶等に入れ、低温低湿度の場所に保管する。