Kawachi Issun Broad Bean / マメ科 Vicia faba L.
世界で最も古い栽培作物と言われる。北アフリカ原産。8世紀頃日本渡来。本種は兵庫の武庫一寸から大阪で改良。
そら豆中最大粒の大阪伝統種。耐寒、耐病性強く、栽培し易い晩生種。2粒莢が6、7割を占める。(莢の中の粒数が少ないほど大粒)本種は無消毒種子なのでソラマメゾウムシが侵入している場合があるが、発芽には影響しない。
塩茹で。煎り豆。煮豆。(噛んでみて歯の跡が付かないほど乾燥させると貯蔵性高い)花を乾燥させて作ったお茶は頭痛薬にも。
10月
大阪府
2024年7月
80%以上
なし
なし
5、6月。
10月(下旬を過ぎ寒くなると発芽率が落ちる)
15〜25℃(15℃以下と35℃以上は発芽低下)
水平又はお歯黒を斜め下向きにポットまきし早めに定植する。
種が隠れる程度
16〜20℃(暑さに弱い。25℃以上では生育・着莢ともに劣る)
半月前後育苗し、本葉2枚、3cm程の小苗を土を落とさないように定植(株間40cm)する。本葉4、5枚で越冬させると寒害を受けない。3月に主茎の先端を摘芯し、分枝の発生を促す。アブラムシの予防にはHB-101の効果が高い。収穫適期は、莢が肥大して毛が消え、莢の背筋が黒くなり下向きになった時。
最初の莢を完熟させ、黒変後莢から外し日に当てて乾燥する。ソラマメゾウムシの喰入を予防するためには、莢に産卵される5月頃にスミチオン等の薬剤散布をする。
長命種子で、低温低湿度なら最長10年保存できる。
完熟、乾燥後は無い。
よく乾燥し、お茶の缶などに入れ冷蔵庫の隅に。