Hatsuhime Broad Bean / マメ科 Vicia faba L.
陵西、緑陵西などの子実の緑の品種から、赤色のより食味が優れた品種として育成した。1989年発表(農水省品種登録第2630号1996年育成者権消滅)、野中勝治氏・田中喜市氏(協和種苗)育成。
草姿は立性、草勢強く耐寒性が強いため、越冬容易で、分枝も多く、栽培容易な品種。子実は陵西よりやや小さめであるが、厚さは陵西よりやや小さめであるが、厚さは陵西以上に厚く、むき実歩合が蚕豆の中ではもっとも高く、肉質は粉質で食味は極上。2粒莢中心で3粒莢は少ないが、着莢数が多く多収となる。
1ℓの水に食塩30gと焼きミョウバン4gを加えてゆでると赤色が消えない。
10月
香川県
2024年5月
80%以上
緑着色
キャプタン・ベノミル剤種子粉衣各1回
10月
15〜25℃(15℃以下と35℃以上は発芽低下)
16〜20℃(暑さに弱い。25℃以上では生育・着莢ともに劣る)
最初の莢を完熟させ、黒変後莢から外し日に当てて乾燥する。ソラマメゾウムシの喰入を予防するためには、莢に産卵される5月頃にスミチオン等の薬剤散布をする。