Yamagobo SB(Slow Bolting)-type, Moriazami / キク科 Cirsium dipsacolepis
日本原産。菊牛蒡、あざみ牛蒡とも呼ばれ、信州方面では広く栽培されている。SB系は長野県南信農業試験場で、味噌漬け用として抽苔が少なく根型がよく上物収量が多いことを目的に、系統選抜した品種。丸葉系で抽苔が少ないので、高冷地では従来より10日位早まきができる。
別名「ゴボウアザミ」「キクゴボウ」「モリアザミ」。元来は本州の山地に自生する多年生植物だが、現在は種子繁殖する一年生の直根野菜として扱われる。肉質柔らかく歯切れよく香気あり、山間地の土産物の味噌漬需要が多い。
根は直径2cm、長さ3、40cmになるが、味噌漬にはあまり太く肥大しないもののほうが良い。収穫した根を洗い、水に1週間浸してアク抜きし、天日に1時間干す。乾燥して赤味噌に1週間漬けこむと食べられる。
7〜8月
長野県
2024年1月
70%以上
なし
なし
11月~翌春。
7~8月。(早まきすると抽苔。梅雨の時が生えやすい)
15〜25℃
25cm巾に条播。または90cmの床に15cm巾で6、7条蒔き。
薄く。播種前に耕起した蒔き床を押さえ付けて乾燥を防ぐ。
15〜25℃
播種量は10a当たり4ℓ。(この一袋分3㎖だと1㎡分くらいか)発芽に一週間を要す。間引きは不要。陽当たりの良い土地を好み連作を嫌う。未熟な堆肥を使うと又根が出やすいが産地では自家消費に回すので無駄にならない。10月から収穫できるが1、2回霜に当てたほうがカリカリしておいしい。
良い株を選び植え付けると高さ1~3mの茎を伸ばし、美しい紅紫色のアザミの花を付けるので、種が熟してきたら綿毛が開いて飛んでしまう前に順次収穫して乾燥させる。
不詳。
不詳。
低温低湿度の場所に保存。