Tokyo Bekana / アブラナ科 Brassica rapa
「べか」とは「小さい」という意味。明治時代、「べか舟」という小さな和船で一年中東京の市場に出荷された小型の菜っぱを「べか菜」と俗称。
明治初年に日本に入ってきた山東菜の中から選抜育成した、小束収穫用の極早生の半結球山東菜。葉は肉厚で波うち淡緑色で美しい。小さいうちに収穫するので栽培期間が短く、周年栽培できる。小松菜と並んで東京を代表する菜っぱ。草丈18〜20cm、春、秋の適期播きでは25〜30日で収穫できる。
味噌汁の実、おひたし、漬物など。食事時に欠かせない青物として一年中重宝に使える。
周年
デンマーク
2024年5月
85%以上
なし
なし
播種後1ヵ月前後(夏蒔きで20~25日。冬蒔きで30~40日)
周年
15℃~20℃
タネが隠れる程度の深さにスジ蒔き。またはバラ蒔き。
普通 (通常タネの厚みの2、3倍)水気さえあれば生える。
10℃~25℃
発芽後、適宜間引いて育てる。(間引いたものは、つまみ菜として吸い物などに)耐暑・耐寒性、耐病性強く、生育旺盛で株張りよい。厳寒期は播種から生育期間中を通じポリトンネルで防寒、酷暑期は寒冷紗等の利用で防虫してやれば、周年栽培可能。周年を通じ草丈20~25cm、葉数5、6枚で収穫する。
菜の花を咲かせ、莢に実がいったら刈り取り、莢から種子を外し乾燥する。自家不和合性なので同品種を複数株用意することと、他のアブラナ科野菜との交雑に注意。
一般菜類に準じ常温で2~3年(やや長命の部類)
種子が完熟し乾燥した後は、休眠期は無い。
よく乾燥し、密閉容器に入れ冷蔵庫など低温低湿度の場所に。