Early Round-leaved Komatsuna / アブラナ科 Brassica rapa L.
小松菜は、江戸時代、隣村の葛西菜から小松川村の椀屋九兵衛が改良したと伝える。
「小松菜」の祖型は、文化元年(1804)に「小松川地方の菜は茎丸くして少し青く味旨し」と記録されている。丸葉で淡緑色が元来の姿。全国各地の菜類が江戸で複雑に交雑してできた雑種系の菜らしい。
東京では正月の雑煮に欠かせず、おひたしや汁の実、胡麻和えにする他、生揚げと煮る料理などが昔からあった。油炒めでビタミンAの吸収が良く、一夜漬も美味しい。
周年
イタリア
2023年9月
85%以上
なし
なし
春まき5、6月。秋蒔き11、12月。
周年栽培できるが、秋(9、10月)まき冬穫りが最も美味。
20~30℃
スジまきまたはバラまき。
タネが隠れ、乾燥しない程度に薄く。
10~25℃
発芽後、適宜間引いてつまみ菜などに利用しながら株間を空ける。タネをまいてから収穫までの日数は、冬で100~130日、夏では20日前後と短い。周年栽培でき、1年中重宝な菜である。ただし、春、あまり早くまき過ぎるとトウ立ちの危険性がある。
菜の花を咲かせ、莢に実がいったら刈り取り、莢から種子を外し乾燥する。自家不和合性なので同品種を複数株用意することと、他のアブラナ科野菜との交雑に注意。
一般菜類に準じ常温で2~3年(やや長命の部類)
莢で完熟し、よく天日乾燥させた後はほとんど無い。
よく乾燥させ、お茶の缶などに入れ冷蔵庫の隅に。