Sekino Hanjiro Cucumber / ウリ科 Cucumis sativus L.
江戸以前に渡来した華南系。馬込半白胡瓜を神奈川県農業試験場で改良したのが相模半白胡瓜。関野幸生氏が無肥料用に選抜固定。
現在ではほとんど栽培されなくなった相模半白胡瓜を無肥料栽培の関野さんが自家採種。ずんぐりした形の黒イボ節成キュウリ。見た目はごついが胡瓜本来の風味があり実においしい。夜温が低い時期に節なり性が強い。
胡瓜本来の風味があり、みずみずしく歯切れ良くサラダに最適。果長15cm位で収穫すると最も美味。極端な低温に遭遇したり、高温乾燥などで生育にストレスがかかると首部に苦味が出ることがあるので、夏期の乾燥時には、畝間に敷き藁や灌水するとよい。
3〜4月(温床)4月下旬〜5月(直播)
埼玉県
2022年10月
85%以上
なし
なし
初夏から夏。
温床育苗の場合、3月中旬。直播きは4月下旬から。
20℃前後
50cm間隔に1ケ所3、4粒ずつまき、後1本に間引く。
1cm程度。
18〜25℃
温床育苗の場合、地温15℃くらいになったら本葉4,5枚ぐらいで定植する。在来種の中では節成り性が強いので、立ち作りに適する。ただし、真夏の高温期には成りが止るため、それ以前に収穫するように栽培する。ウリハムシやアブラムシに注意。
完熟果を二つ割し、スプーンで種をかき出す。(果実の下半分から充実したタネが採れる)容器で一晩置き、水洗して浮くシイナを取り除き、日に数時間干してから日陰で乾燥する。
常温で3、4年。(やや長命の部類)
採種後しばらく休眠を示すことがある。
日陰に数日干し、乾燥後、低温低湿度で保存する。