Kobu(knots) Takana / アブラナ科 Brassica juncea
中国原産。昭和22年(1947)雲仙山麓吾妻町の峰真直氏が、中国より引き揚げの際種子を持ち帰り、長崎島原地方に伝えた。
草姿は立性。葉は鮮緑色で切れ込みの強い大葉で、茎の内側に飛び出した特有のコブ(写真円内)がある。生育旺盛、耐寒性に優れた栽培容易な半結球高菜。国際スローフード協会「日本味の箱舟計画2005」選定。
間引き菜は浅漬として、適期収穫では一般の高菜同様に漬物に最適で、特にコブが珍味。(コブごと刻んで浅漬にするとうまい)炒めて食べても非常においしい。
9月中下旬
福岡県
2024年6月
85%以上
なし
なし
12月~2月
9月中下旬
20℃前後
スジまき、またはバラまき。(苗を作って移植しても良い)
種がかくれ水分が維持できる程度。
5~20℃
肥料は元肥主力で初期生育を促し、追肥はチッソ肥料主体に施す。本葉7、8枚の健苗を畝幅120cm、株間45cmの2条植えとする。直播き栽培は、生育の劣るものや軟弱徒長の株を間引きながら大株に仕上げる。(間隔を広げ1a500本程度の粗植とし葉柄部分に充分光を当てるのが大きいコブを作るコツ)
採種株の菜の花を開花させ完熟したら刈取り、乾燥後種を莢から外す。(高菜は白菜など普通のアブラナ科野菜とは交雑しない。他の高菜やからし菜とは交雑するので注意)
一般菜類に準じ常温で2~3年(やや長命の部類)
種子収穫後最長2、3か月休眠する。(1週間程度の低温で打破)
よく乾燥し、お茶の缶などに入れ冷蔵庫の隅に。