Hinona Turnip / アブラナ科 Brassica rapa
近江国蒲生郡日野町鎌掛の自生カブ。宝暦(1751-1763)年間に日野町の種子商源兵衛が行商して関西各地に広まる。
土から出ている首部が紫紅色、土中に潜る部分が白色の美しい長カブ。根長20cm余り。直径は2.5cm程度。葉は立性で無毛の和種系カブ。ス入り遅く、周年栽培できる。本種は滋賀県農業試験場育生品種。
日野菜の桜漬。カブを数日乾燥し、微温湯に浸してアクを抜き、葉は1cm、根は3cmに刻み一週間塩漬けする。蒲生藩主貞秀が漬け、後柏原天皇(1500-1526)に献上して名付けられたという。
8月下旬~10月上旬
中国
2024年5月
85%以上
なし
なし
秋まきで10~12月。春4月まきで5,6月。
秋8月下旬~10月上旬。春4月。(桜の開花後)
15℃~20℃、最低温度4〜8℃、上限は40℃
40~60cmの畝に広幅に条播。
軽く覆土し発芽まで乾かないように水を与える。
15~20℃前後
密生した所から本葉6枚の時、株間10cm位になるように間引く。早生で生育期間が短いわりにス入りは遅いが、収穫が遅れると肉質が硬くなるので、根の直径が2,3cmの適期に収穫する。根が長く伸びるのでよく耕し高畝にする。根の直下に肥料の固まりがあると根が変形する。
他のアブラナ科野菜との交雑に注意する。形状肉質の良い蕪を株間を開げて植え替え菜の花を開花させる。種の莢が褐色に完熟したら刈り取り、乾燥させて脱粒する。
一般菜類に準じ常温で2~3年(やや長命の部類)
莢で完熟させ、粒をよく天日乾燥させた後はほとんど無い。
よく乾燥させ、お茶の缶などに入れ冷蔵庫の隅に。