Tennoji(Round Leaved)Turnip / アブラナ科 Brassica rapa
大阪市天王寺付近で古くから栽培。俳人蕪村は天王寺在住だったので蕪村の号を用いた。京都に伝来して丸葉が生まれたと言われる。
和漢三才図会』(1712)にも記載ある日本の伝統中カブ。葉型に大阪系の切葉と京都系の丸葉の二種類あり、本種は丸葉型。根は純白で扁平。肉質緻密で甘味があり、葉も軟らかくおいしい。日本のカブのルーツと目される。
漬物、煮物。 江戸時代は干しカブとして保存されたそうで、暮から正月の間、竹垣を組み、掛けて乾燥したという。
9、10月
イタリア
2024年6月
85%以上
なし
なし
10月(小カブとして)~12月(中カブとして)
9、10月
15℃~20℃、最低温度4〜8℃、上限は40℃
60cm幅の高うねを作り、条間20cm位に筋まき。
タネが隠れ発芽まで乾かない程度に軽く覆土する。
15℃~20℃前後
密生した所から適宜間引いて、株間15~20cm位にする。(間引菜も美味)「発芽後30日程度で小カブ、60日程度で中カブに育つ」と『地方野菜大全』にあるが、少し早過ぎないか? 長野で野沢菜、福岡で博多据り蕪など各地伝統野菜に変化。
形状肉質の良いカブを選び、株間を30cm程度に開げて植え替え、菜の花を開花させ結実後刈り取る。(白菜など他のアブラナ科野菜との交雑に注意)
一般菜類に準じ常温で2~3年(やや長命の部類)
莢で完熟させ、よく天日乾燥させた後はほとんど無い。
よく乾燥させ、お茶の缶などに入れ冷蔵庫の隅に。