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4~10kgに育つ大型種 札幌大球2号甘藍

さっぽろだいきゅう2号かんらん

Sapporo Large Round 2 Cabbage / アブラナ科 Brassica oleracea L.

国内採種品

明治時代に外国から導入された品種「レート・フラット・ダッチLate Flat Dutch」に「アーリー・サマーEarly Summer」や「バンダゴーBandago」が交雑したものの中から選抜固定し北海道に馴化した。

通常価格:
¥314税込
特徴

北海道では5、6月にまき、球重4~10キロ内外に育つ巨大寒玉キャベツ。肉質柔らかく甘味に富み歯切れ良く食味優秀。主に漬物用、越冬貯蔵用として加工用や家庭で利用されてきたが、核家族化で需要が減ってしまった。

用途

昭和九年には北海道のキャベツの約半分を占めていた。昭和2、30年代は、漬物専用品種と言っていいほど、ニシン漬や切込み漬など冬の保存食に愛用されていた。このまま消えていくには惜しい貴重な品種である。

蒔きどき

中間地・暖地9月

採種地

北海道

発芽検定月

2023年11月

発芽率

75%以上

種子加工

なし

種子消毒

なし

Product Details 商品詳細

収穫期

北海道や寒地では5月まきで10〜11月収穫するが、中間地や暖地では9月まきして6、7月に収穫する作型が良い。

播種期

*「札幌大球甘藍」は、夏が涼しい北海道や高冷地では夏越しが楽なので、春に蒔いて夏を越えた秋〜冬に収穫しますが、内地の平坦地では、真夏の高温時に苗が腐りやすいので、7、8月または9月に蒔いて秋に苗を育て、冬越しして春以後(初夏)に結球させて収穫します。 御地が夏越しに適した地域か、冬越しに適した地域か、こちらでは判断できませんので、ご自身で判断して下さい。もし夏以後に播種する場合は、播種期までタネを冷蔵庫に保管して下さい。

発芽適温

15℃〜30℃、最低温度4〜8℃、上限は35℃

播種法

箱まきして育苗。定植後100日内外で結球する。

覆土

通常タネの厚みの2、3倍。

生育適温

15〜20℃、最低温度5℃、上限は28℃

栽培法

草勢強く強健。耐暑性および耐湿性はあまり強くなく、乾燥にもやや弱い。大玉大株となるので、通常1~1.5kgのキャベツより株間を空ける(70cm程度必要)。定植一か月頃より2回ほど追肥し、途中の肥料ぎれを防ぐ。夏越しの際は、ヨトウムシ、ネキリムシ、ダイコンシンクイムシ、コナガなどの防虫対策を万全に。

採種法

自家不和合性なので複数株から採種する。キャベツ以外のブロッコリーやカリフラワーなどとも交雑の危険性がある。冬期に結球を十文字に切開し、抽苔を促し開花させる。

種子寿命

常温で1~2年。(アブラナ科の中ではやや短命な部類)

休眠

採種直後に休眠することがある。(冷蔵処理で打破)

種子保存法

充分乾燥し、お茶の缶などに入れ密封し冷蔵庫の隅に。

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