Suikomi Ninengo Daikon / アブラナ科 Raphanus sativus
関東地方の野生の大根が波多野(秦野市)で栽培化され、江戸時代に抽苔が遅く春収穫できる二年子大根に改良されたという。
長さ35〜40cm、太さ5〜6cm。根が地中に潜る吸込み性で耐寒性強く、抽苔が非常に遅いので、秋にまき、冬越しして翌春収穫する二年越し栽培に用いられる。生育遅く肉質はしまって固い。
水分少なく辛味が強いので、主に辛い大根おろし用として根強い人気がある。肉質ち密で硬いので、煮大根としては味がしみ込みにくいが、昔の大根らしいしっかりした味がある。
10月
岐阜県
2024年6月
85%以上
なし
なし
春。(春まき夏穫りの「夏大根」としての栽培もできる)
秋まきは10月。春まき夏穫り用には4月。
最適24~28℃、15〜35℃が実用上の限界温度。
間隔をあけて点播し、徐々に間引いて育てる。
大根種の中では細かい種だが嫌光性なので確実に覆土する。
17℃~21℃、生育初期には高温にも耐えるが、平均25℃を越えると根部の肥大が悪くなり、肥大後は軟腐病や生理障害が発生しやすくなる。
現在一般的に栽培されている一代雑種に比べ、肉質緻密なので生育期間が長い。従って成長するまで気長に待つこと。根は地中に潜って寒に耐えるが、生育初期は葉が寒害を受けやすいので、寒地では2、3本立ちで寄せあって冬を越させるとよい。
遅いが必ず抽苔するので登熟後刈り取りよく乾燥する。
よく乾燥したタネならやや長命の部類(~4、5年)
無い。(刈取りが遅れて雨に遭うと莢の中で発芽する)
乾燥し、お茶の缶などに入れ密封し冷蔵庫の隅に。