Kameido Daikon / アブラナ科 Raphanus sativus
大阪40日大根の系統。江戸中期以後、春の漬物用として八百善等の高級料亭で使われ有名だったが、現在は「幻の大根」と。
鮮緑の丸葉で、根元の太さ6cm、長さは30cm位の小型大根。肉質緻密で風味良い。春秋蒔けるが、春にトウ立ちしにくい性質を利用して晩秋に蒔き年越しして春の浅漬け用高級大根として収穫する作型で広まった。
葉ごと浅漬けにして美味。江戸の料理屋で出る香の物として「この大根に勝るものは無い」と言われた。間引きした葉大根も美味しい。
11~12月
イタリア
2024年5月
85%以上
なし
なし
春3~4月。
11~12月。(春3月まきも可)
最適24~28℃、15〜35℃が実用上の限界温度。
株間30cmに点播。瓶底を圧し円にまくと間引きが楽。
1cm位。発芽は暗い方がよいので完全に覆土する。
17~21℃、生育初期には高温にも耐えるが、平均25℃を越えると根部の肥大が悪くなり、肥大後は軟腐病や生理障害が発生しやすくなる。
江戸~戦前は、防寒のためヨシズで覆って栽培した。現代も簡単なビニールトンネル栽培が良い。春トウ立ちし難いはずだが、収穫期には夜間完全に覆って保温した方が安全か?
間隔を空け植替え、開花後、完熟した莢から脱穀する。他品種の大根が近くにあり、同時に開花すると交雑するので注意。
よく乾燥したタネならやや長命の部類(~4、5年)
無。雨期に刈取が遅れると莢の中で芽を出すので注意。
乾燥し、お茶の缶などに入れ密封し冷蔵庫の隅に。