Kyoto Aomi Daikon / アブラナ科 Raphanus sativus
文化、文政年間(1804-30)、初期に現右京区西京極(朱雀野村)で作出された。尻部が曲がりやすく、今は絶滅した郡大根の変異種として作出されたものではないかと言われる。
15センチ、太さ1~1.5センチ。根は彎曲し首は土の上に出て、青首になる。
刺身の取り合わせ、酢漬、お吸い物の浮かしなど。宮中や富裕な商家などで、旧正月頃のお祝行事の際用いられた。キュウリの促成栽培がなかった時代には、青味として料理の彩りに使われた。
9〜10月初旬
中国
2024年6月
85%以上
なし
なし
11〜1月中旬
9〜10月初旬
最適24~28℃、15〜35℃が実用上の限界温度。
不詳。ばら蒔きし、随時間引いて育てたのだろう。
1cm以上。大根は嫌光性種子なので確実に覆土する。
17~21℃、生育初期には高温にも耐えるが、平均25℃を越えると根部の肥大が悪くなり、肥大後は軟腐病や生理障害が発生しやすくなる。
不詳。地表に出ている緑色の部分と地中の白い部分の割合が半々で青味の濃いものが良品とされたという。冬、胡瓜のとれない時代、胡瓜代わりの青味として珍重されたものという。
根形の優良な株を植え広げ、開花後莢に実をいらせる。大根同士は交雑しやすいので、他の大根の花が近くで開花しないように注意する。
よく乾燥したタネならやや長命の部類(~4、5年)
無。雨期に刈取が遅れると莢の中で芽を出すので注意。
よく乾燥し、お茶の缶などに入れ密封し冷蔵庫の隅に。