Moriguchi Daikon / アブラナ科 Raphanus sativus
1586年の「千利休消息」に記述。
直径2〜3cm、長さ110〜130cm位、時に1.8mにもなる世界でも珍しい極長大根。地下水位が低く、通気性のよい、深くまで根が伸びる砂質土に向く。現在の産地は愛知県扶桑町周辺。
繊維が強いので奈良漬・味噌漬・酢漬(サワー漬)など漬物にされる。守口漬は収穫後1週間塩漬し、酒粕に漬け数カ月以上置く。特産品は酒粕を更新し2年以上漬ける。
9月中旬
愛知県
2024年6月
85%以上
なし
なし
12月~1月(播種後約90日)
愛知・岐阜では9月中旬。
最適24~28℃、15〜35℃が実用上の限界温度。
畝幅80cmの高畝に一条。株間10cm位で密植させる。2、3粒まき。
大根の種子は嫌光性なので確実に覆土する。
17~21℃、生育初期には高温にも耐えるが、平均25℃を越えると根部の肥大が悪くなり、肥大後は軟腐病や生理障害が発生しやすくなる。
深さ1m以上、15~20cm幅に深耕した後、高く畝立てする。発芽後9月下旬に2本に間引き、10月中旬頃に1本立とするが、密植のまま伸長させることもよくある。収穫は、高畝の表土を削り、鉄棒を挿して根を揺すってから手で引き抜く。(ゴボウ掘りの要領)
根の形状の良いものを複数株選び間隔を空けて植替え、開花後莢を完熟させて脱粒する。大根は自家不和合性があり異品種と交雑しやすいので他品種が近くで開花しないよう注意。
よく乾燥したタネならやや長命の部類(~4、5年)
完熟後の大根のタネは休眠期が無いので、莢内で発芽しないよう雨に注意。
乾燥し、お茶の缶などに入れ密封し冷蔵庫の隅に。