Osaka 40 Days Daikon / アブラナ科 Raphanus sativus L.
1804年の『成形図説』に載る「景山」、「清水」、台湾の「材仔」のいずれかが大阪に導入されて土着し、選抜淘汰で成立したらしい。
短期間で収穫できる小型(直径4、5cm)の大根。丸く輪切りにして正月の雑煮に入れることからまたの名を「雑煮大根」。葉はやや長形の丸葉で鮮緑色。中肋と葉柄は純白。根は成長すると彎曲する。
雑煮用の煮物。浅漬(葉と大根を刻んで塩をまぶし昆布とともに重石する)また、子葉が大きく胚軸が純白でよく伸びることから「貝割大根」用の大根種子として最も用いられ、年間途切れず栽培されている。
10月中下旬
アメリカ
2024年6月
85%以上
なし
なし
12月下旬(雑煮用としての出荷時期)。周年栽培も可能。
雑煮用には10月中下旬。昔は春まき初夏穫り栽培も多かった。
最適24~28℃、15〜35℃が実用上の限界温度。
スジまきして間引き(中抜き大根として利用)ながら栽培。
1~2cm。大根のタネは嫌光性なのでしっかり覆土する。
17~21℃、生育初期には高温にも耐えるが、平均25℃を越えると根部の肥大が悪くなり、肥大後は軟腐病や生理障害が発生しやすくなる。
通常の大根栽培に準じるが、それほど大きくなるまで畑に置いておく品種ではないので、収穫適期を守ること。周年栽培可能で耐暑性もあるが、春まきの場合は桜が開花してからまくと良い。(トウ立ちの回避)ウイルス抵抗性はないが雑煮用の場合は一般秋大根より播種期が遅いので自然回避できる。
よくできた大根を暮に植え替え、越冬して春に開花後、莢を完熟させて刈り取り、脱穀した種子を天日に干してよく乾燥する。他の大根との交雑に注意
よく乾燥したタネならやや長命の部類(~4、5年)
大根種子は休眠しない(雨で莢内で発芽せぬよう注意)
よく乾燥し、お茶の缶などに入れ冷蔵庫の隅に。