Ashitaba / セリ科 Angelica utilis Makino
日本原産(房総~紀伊半島の海岸に自生)。特に伊豆諸島に多く、現在の主産地の八丈島では江戸時代から栽培されてきた。生育が早く新芽が翌日にはおおきくなることから明日葉と呼ばれている。温暖な気候を好む多年草。
草丈50cm~1m。三宅島以北の赤茎種と八丈島に多い青茎種、それに中間型がある。葉や茎の切り口から黄色い汁が出る。多年草だが種をつけると枯れるので2年草扱いとする。種まき後2年目の葉を主に収穫する。
若葉をおひたし、ゴマ和え、味噌和え、天ぷら、汁の実など。他に八丈島では茶、粉末、佃煮などの加工もされる。イソクェルチトリンという毛細血管を強くする成分があり、高血圧予防に効果がある。
4~5月
東京都
2023年12月
70%以上
なし
なし
4~10月。
3〜5月
15〜25℃
移植を嫌うので直播。またはポット播き。発芽までの時間は長く2〜6週間程度かかることもあります。
好光性なのでしない。乾燥しないよう藁、籾殻等敷くと良い。
20℃前後
播種前日に一晩水に浸けて蒔くと発芽が早い。ポット播きの場合、根鉢を崩さないよう注意して30~40cm間隔に定植する。乾燥に弱いので、林床のような半日陰になる涼しい場所を選び、敷藁してやると良い。連作しないほうがよい。収穫は2年目から。古い葉を2、3枚残し、新葉を摘む。盛夏は株を休ませる。雪や霜のある地域で越冬させる場合は防寒対策を行う。寒冷地では冬、盛土などで防寒する。
播種後2~4年ぐらいで成熟した株は5、6月月頃白い傘状の花を咲かせる。花後90日で種が褐色になり完熟したら脱粒するので、脱粒前に刈取り、陰干しする。
短い。採種後半年で90%以上から30%程度に落ちるという。
ない。
よく乾燥させ、低温低湿度の冷暗所に保管する。