Momijigasa(Shidoke) / キク科コウモリソウ属 Parasenecio delphiniifolius
北海道から九州まで日本各地に群生していることから日本原産の山菜と考えられる。1970年頃から東北地方で栽培されるようになった。
キク科の多年草。冬を越えた根から伸びてきた若い茎を地際から16、7cm位で刈り取って食用にする。写真のような食用にできる若い茎葉が出てくるのは、通常2年目からである。(写真はWikipediaより)
天ぷら。茹でてから水にさらして、おひたし、煮物、炒め物、味噌汁の実に。茹でるとき、ひとつまみの塩を入れると緑色が引き立ちます。軽い苦味が山菜らしい味わいです。
11月下旬〜12月上旬、3〜4月
岩手県
2022年12月
10%以上 *しどけ種子は山菜の一種で、発芽条件により差が出ます。
なし
なし
露地栽培は5月中。加温ハウスなら1月から6月上旬まで。
秋蒔き11月下旬〜12月上旬、春蒔き3、4月。播種前に一月間冷蔵庫で低温(0〜4℃)処理。または、播種した種子を湿らせて布袋に入れ、乾かないように工夫をして冷蔵庫内(0℃〜4℃)に17日間程度入れて低温処理し、種子の休眠を打破して発芽させる。
地温7℃以上10℃前後
発芽までの10日間は絶対乾かさない。藁で覆って潅水する。
播種床に0.5cm深さにすじまきし、薄く覆土し鎮圧する。
直射日光を嫌う。
湿気があって直射日光や西日の当たらない林内を好むので、そのような環境を作る。(遮光率50%以下)いったん根づいた株はきわめて強く枯れない。5月中旬から6月が挿し木の適期で、簡単に折れる枝からほぼ100%近い成績が得られる。
草丈1m位になる梅雨明けに白い花が開花。霜が降りると茎葉が枯れ種子が充実する。萼が割れ綿毛がついた種子が風で飛び散る前に集め、袋で揉んで毛を除き水洗して陰干する。充実した種子は下に沈む。
不詳。
冬季の低温(0℃前後)を経過しないと休眠が明けず、発芽しない。5℃以下の低温に遭遇しなかったものは発芽しない。
翌年以上保存できるかどうか不詳。