Cima di rapa, Sorrento Rapini Broccoli Raab / アブラナ科 Brassica Rapa.L
地中海原産のカブは、ローマ帝国がカトリック社会になると、根は食用にされず、葉・茎・蕾が食用とされ、チーマディラーパが生まれたと思われる。
「チーマ・ディ・ラーパ」とは「カブの先端」という意味。日本の菜花に相当。早生系から晩生系まで各種あるが、本種は播種後50~55日で日本の一般的な菜花より大きな花蕾が収穫できる早生種。
根はカブ(ラーパ)だが、根は食べず、葉と花蕾を食べる西洋菜花。南イタリアでよく食べられ、葉・蕾・茎を茹でてから炒めたり、オリーブオイルとレモンで和えたり、パスタと合わせたり、日本の菜花に準じて食べる。
春、秋
イタリア
2024年5月
85%以上
なし
なし
もっぱら秋から冬のイタリア野菜。
一般地の露地では5〜6月、8〜9月。トンネルなら3〜4月、10月も。
20〜23℃
播種床に点播し、生育不良株を間引き、本葉5、6枚で定植する。
タネが隠れ発芽まで乾かない程度に軽く覆土する。
10〜25℃
早春まきは遅霜、低温により早期抽苔する危険があるので、育苗温度(気温15℃が目安)に努める。育苗後株間30~40cmに定植(高温時はなるべく夕方に植え付け活着を促進する)し、大株に育てるのが良い花蕾を収穫するポイント。株元から手で折り採れる位置で収穫し、以後伸びて来る脇芽も次々収穫できる。
菜花(花蕾)を収穫せず放置すると菜の花が開花する。虫媒により種が結実するが、虫が少ない場合は手で花粉を別の株に付けてやる。(自家不和合性なので同じ株の花粉では受製しない)
日本の一般菜類に準じ常温で2~3年。(やや長命の部類)
莢で完熟させ、よく天日乾燥させた後はほとんど無い。
よく乾燥させ、お茶の缶などに入れ冷蔵庫の隅に。