Corn Salad, Mache, Lamb’s Lettuce/オミナエシ科 Varerianella locusta
ヨーロッパ原産。18世紀頃からヨーロッパで広く食用栽培されるようになる。明治時代長崎に渡来し栽培されたものが帰化植物となり全国に分布する。仏名はマーシュ。英名のコーンサラダはトウモロコシなどの雑穀畑の間に雑草として生えていたことからついたという。和名を野萵苣(ノヂシャ)というが、チシャ(レタス)の仲間のキク科でなく、オミナエシ科の一年草。
草丈15㎝程度で葉はロゼット状に茂る。耐寒性があり、冬場の保温フレーム栽培に向く。生育の早いミニ野菜なのでプランター栽培にも好適。
アクが無く苦味も無い。柔らかい舌触りとかすかな渋味が特徴。肉料理のつけ合わせ、生でサラダが一般的だが、バターで炒めたり、湯がいてお浸しにしたり、和え物やスープの具にしても良い。ビタミンC、カロテン、鉄分等を含む。
春、秋
フランス
2024年5月
65%以上
なし
なし
周年。50〜80日で収穫(2週間おきにずらして播種すると長く収穫できる)
春、秋(高温期は遮光して抽苔を遅らせる)
10〜20℃(最低5℃)
条間約10cmにスジまき、またはばらまき。
タネが隠れる程度。10〜14日で発芽する。
15〜20℃
冷涼な気候に適し、適度な水分のある土壌を好む、発芽後6〜9cm間隔に間引く。管理としては中耕、除草ぐらいで、ほとんど放任しておいてもよく生育し、適宜採収利用できる。本葉5〜6枚くらいで抜き取り収穫、または本葉10枚くらいから4〜5枚を残し順次摘み取り収穫する。冬は簡単な霜除けを施しておけば翌春まで引き続き利用できる。
高温で抽苔する。茎先に小型で淡青色の花が咲く。虫媒花で他品種や野生種とは容易に交雑する。果実が茶褐色になったら株ごと刈り取り布袋等に入れてタネを揉み落とし、風選してゴミを取り除く。
3〜4年。
地温21℃以上では二次休眠に入り発芽不良となる。
よく乾燥し、お茶の缶などに入れ冷蔵庫の隅に。