Tanba Kuro Soybean / マメ科 Glycine max
兵庫県丹波篠山原産。8代将軍吉宗や11代将軍家斉の時代に篠山藩主青山氏が幕府に献上したことから付いた名が、「丹波献上黒大豆」。
正月のおせち料理に欠かせない「黒豆」の中で最も大粒の高級品種。晩生系なので早播きは禁物。1980年代末頃から、10月に未熟な若莢を収穫するエダマメとしての需要が伸びている。(色の濃い豆のほうが一般的に糖分が多くエダマメとしておいしい)
【正月用黒豆】煮る時に錆びた鉄釘を入れると黒豆のアントシアニン色素が反応してよい色に煮上がる。 【枝豆】出回るのが十月からと遅いが大粒の味は甘くて絶品。莢の頭を切って茹でると塩味がしみ込みやすい。 その他煎り豆、きな粉、豆もやし等。
7月
岡山県
2023年10月
80%以上
なし
なし
枝豆で10月。黒豆として11月。
7月中(早まきでは短日まで開花せず、枝先も蔓化しやすい。)
25〜30℃。10℃以下では不良になる。
40cm間隔に数粒ずつ点播。
大粒のタネなのでしっかり覆土する。
20〜25℃
晩生系の大豆は、日が短くなったのを感じないと花が咲かないため、早まきしても木が大きくなるだけで開花せず実が付かない。また日が短くなっても、高温が続く熱帯夜のような時は、花粉が活性化せず花が落ちてしまう。夜涼しい高冷地以外では、7月半ばに播くと良い。肥料は無い方が良い。
完熟した黒豆をよく陽に干して乾燥させ、翌年のタネとする。大豆の種としての寿命は非常に短いので、毎年新しい種に更新する。中に虫が入っていることが多いので、選別を入念に。
常温で1年。
不詳。
長期保存は考えられないので、紙袋で常温保存。