Winged Bean / マメ科 Psophocarpus tetragonolobus
原産地はマダガスカル。1979年九州大学により導入が図られ日長鈍感型の品種に改良された。つる性のマメ科植物。
花は葉腋部に2~7個の蝶形の花をつけ、花は青色、莢は四角形で、未熟果はサヤインゲンのように食用にされ、栄養価が高い。高温期の生育が旺盛で、大病虫性があり、夏野菜として最適。下位節位から分枝が多く、長期間収穫できる豊産種。
若莢は塩ゆで、天ぷら、油いためのほか、多くの料理に利用でき、鮮明色がきれいで美味である。
5月~6月中旬
沖縄県
2023年12月
80%以上
なし
なし
若莢は開花後10日前後で、莢の長さ10~13cm、重さ7~10gが収穫適期。
5月~6月中旬(気温15℃以上)
30℃前後の高温
発芽直後の移植(豆類は移植に弱い)か、点播の直播。
種の厚みの2、3倍。硬実で吸水しにくいので注意。
15℃以上
畝幅2.5m、株間1m、2条植えで、1ヶ所3~4粒まきとし、本葉2枚頃に間引きをして1本とする。ネット支柱をすると便利である。既耕地では一般に肥料成分は施用しなくてよいが、土壌酸度をpH6.5程度に矯正し、堆肥を投入して深耕する。シカクマメは代表的な短日植物で、開花・結実が短日条件下で促進されるとともに温度の影響を受けやすく、一般に高温環境下では開花・結実が困難になることが多い。日長鈍感型のシカクマメも、8月の高温条件下では落花が増え、結実が極端に少なくなるが、9月中旬~下旬になると開花・結実が再度始まる。
完熟した莢を摘み取り、よく乾燥する。
充分乾燥し、お茶の缶等に入れ低温低湿度で保存する。