Red Fujimame Hyacinth Bean / マメ科 Lablab purpureus L
アフリカ熱帯原産。江戸初期に日本伝来。大正末から昭和初期に和歌山市内で「フランス豆」や「カキ(垣)豆」の名で栽培され、阪神地域に出荷された。
草丈2mにつるが伸びる。花は赤花で藤の花を立てたように咲くのでフジマメ。漢字は「鵲豆」と書き、中国名「蛾眉豆」。莢の長さ7、8cm、巾2cm。莢の中に3粒ずつの豆が入る。非常に豊産なので別名を千石豆。関西地方にはこれをインゲン豆と呼ぶところも多い。
若莢をさっと茹でて酢みそで和えて食べるのが一般的で、独特の風味があり酒の肴によい。また天ぷらや煮物、汁の実にもよい。煮込んでもしっかりした質感がある。青臭いような味があるのが難点だが、魚醤や蝦醤、味噌などで味付けすれば気にならない。中国では莢だけでなく若葉も食用にされる。アメリカではもっぱら観賞用で、緑肥や飼料作物。
4~6月
中国
2023年10月
80%以上
なし
なし
梅雨明け後の夏の風物詩。
4~5月。(桜が開花し、霜の心配がなくなった頃)
20℃以上
30cm間隔に3~5粒ずつ点播。
大粒のタネなのでしっかり覆土する。
23〜25℃
原産地の熱帯では多年草だが、寒さに弱いため日本では一年草。高温乾燥に強く、土質を選ばずどんな場所でもよく育つ。初期の草勢が強すぎると花つきが悪くなるので、元肥は控えめにする。支柱を立てて誘引し、腋芽の先を葉一枚残して整枝すると、7月から降霜期まで間断なく収穫できる。
若莢で収穫せず、完熟させた莢から豆を取り出し、よく乾燥させて翌年のタネとする。
不詳。
不詳。
よく乾燥し、低湿度の場所で保存する。